ブラインドサッカー応援サイト"SOCIO"へようこそ! -Welcome to the "socio" Blind Football Official Fan Web. JBFAホームページはこちら
マイページ -会員の方はこちらからログイン!-


 
 

【JBFA副理事長、石井宏幸の~全盲ロンドン一人旅~】

 

私は、202009e5b9b410e69c8815e697a5e79fb3e4ba95e38195e38293100年に視力を失った。歩くのに白状を使うようになってからも、毎年のように試合などで海外に行っていた。しかし、今回は全盲になって初めての一人旅である。旅先はサッカー母国の地、イギリスだ。

ロンドンに到着すると、空港からホテルまで一人で歩くことなく辿り着いた。つまり、ホテルまでの数時間の間、現地の人たちがリレー形式で手引きをしてくれたのだ。彼らは、目の見えない相手にも非常にオープンだった。

イングランドサッカー協会(FA)では、障害者サッカーやブラインドサッカーの支援について話を聞いた。1999年から本格的な支援が始まり、今年の予算額は障害者サッカー全体で1200万ポンド(約18億円)とそのスケールは大きい。予算だけでなく、大会の開催やFAから専門家を招いて強化合宿を行うなど幅広く支援をしている。また、今年行われた欧州選手権では、主催者が用意した宿泊場所には泊まらず、コンディションを整えるために独自で宿泊場所を変更するという徹底振りだ。その成果も現れ、選手権では準優勝に輝いている。

ロンドンにあるビッグクラブの一つ、アーセナルでは視覚障害者に向けたスタジアム内での情報提供について話を聞いた。60400人収容を誇るエミレーツスタジアムでは、ベンゲル監督のコメントなどが掲載されたマッチデープログラムを、点字とオーディオCDとして配布している。また、盲導犬専用のトイレの設置や大型看板により弱視者にも見やすい配慮がなされている。毎試合ラジオで実況中継を行い、視覚障害者でも試合の展開が詳しく分かるようにもなっている。現在では70名の視覚障害者が年間シートを購入し、スタジアムで応援をしている。これも日本では考えられないことで、これがイギリスと日本のサッカー文化の違いなのか、と痛感させられた

もう一つのビッグクラブのチェルシーでは、普及部のコーチに話を聞いた。訪問した日は視覚障害や太陽光に触れられない子供らが、楽しくも熱心にボールを追いかけていた。彼らがサッカーをしていたのは、10面以上あるトップチームの練習場所のすぐ傍らだった事にも驚かされた。チェルシーでは週に2回、障害者サッカーに対して指導を行っている。また、強度の弱視のコーチが非常勤で普及のコーチとして活動している。障害を持つ子ども達にサッカーをする場を与えるだけでなく、雇用の面でもクラブが大きく貢献しているのだ。また、サッカーの普及は青少年をギャングやドラッグなどの非行の道に進めさせないためにも、重要なプログラムだと広報の方は語っていた。

取材の後はロンドンで毎年行われているクラシック音楽の祭典のプロムス・フェスティバルに通った。たどたどしい英語ながらも、演奏の合間に隣の方と感想を述べ合うことができ、楽しい思い出となった。オフの日は買い物に一人で出かけたが、特段迷うこともなくショッピングが出来た。今自分がどこにいてどのように行動したいかを的確に伝えれば、さほどの問題は起こらない。これは、ブラインドサッカーをする上で同じようなスキルが求められると感じた。

別の日はロンドン観光を行い、現地の視覚障害者団体から紹介して頂いた、ユニバーサルアーンツ(Universal Aunts)にガイドを依頼した。5000円程度の費用は掛かるが、ロンドンの名所やショッピングなど効率的に回ってくれるので、ロンドンに旅行をする際はお勧めしたい。

今回の視察旅行では、様々な取り組みが取材出来た。中でもチェルシーのコーチが、社会がクラブを支えクラブが社会を支えるという、持続成長できる取り組みが行われていると語っていたことに感銘を受けた。日本でもこのような取り組みが出来るよう、活動を進めていきたい。(完)

●コメントはブラインドサッカーの facebook ファンページ へお願いします!
RSS

日本代表インフォメーション

ブラサカ・ブログ

日本代表ブログ

日本代表B2/B3クラスブログ

事務局 voy!ce ブログ

事務局長 ブログ

各地のチームブログ

おすすめサイト・コンテンツ

アジア選手権

JBFA公式サイト

JBFAストア

スポ育

携帯からもアクセスできます

こちらのQRコードを読み取ってアクセス、またはURLに「http:.//socio.b-soccer.jp」と入力してください。

サイト内検索